2010年3月31日水曜日

パエリア

20年も昔の新婚旅行での話。
バルセロナから電車で2時間かけて、ダリ美術館のあるフィゲラスを訪れた。
海辺に近いその街のレストランで「パエリア」なるものを初めて食べ、
こんなに旨いものがあるのか〜とショックを受けた。
その後、色々なお店を食べ歩いたけど、あの店を超えるものはなかったな。
夫婦でやっているような素朴なお店だった。
結局自分で作る事にした。
人に訊いたり、レシピ研究したりして、20年かけてようやく「美味しい。。」
まではこぎ着けた気がする。
残りの年月で、あの衝撃の味に近づけるといいのだけど。
(写真は2人分ですが、下記は4人分の材料です)
ニンニクひとかけ、タマネギ1/2はみじん切り。鶏肉は塩こしょうしておく。
エビは背わたを取る。アサリは砂出ししておく。パプリカは8等分に切る。
サフランは500CCのお湯で色をだす。
パエリア鍋にオリーブ油を引き、シーフードMIX1袋、エビ6匹、殻付きアサリ一パックを炒める。
色が変わったら取り出す。さらにオリーブ油を加え、ニンニク、タマネギ、鶏肉をいため、
米2合を透明になるまで炒める。サフラン湯500CCにチキンブイヨン2個、塩小1.5を加えて鍋にまわし入れる。白ワイン大4を加え、シーフードを戻し入れ、胡椒をし、レモン汁1/2個分回しかける。沸騰する間にパプリカ、具材を見栄え良く並べる。アルミホイルで隙のないようにびっちり鍋に蓋をして、20分中弱火で煮る。(ぜったいに開けないように)様子をみて、米が固いようならもう少し煮続ける。
米が歯ごたえを残す位になったら、アルミホイルをとり空焼きして焦げつける。
パセリ、ミニトマト、レモンを飾る。レモンをたっぷりしぼって頂く。

煮豚

シャガールを見つめていると あのひととの日々がよみがえる
煮物をしている間、キッチンでひとりぼっちで鍋を見つめているより、
谷川俊太郎と遊ぼう♪と思い立ち「シャガールと木の葉」を読みました。
真っ白なページに散りばめられた可憐な詩に、泣いたり、笑ったり、キュンときたり。
その後、煮豚を食べると妙に元気〜!になった。
やっぱり女は、ごはんと詩をもりもり食べないと、ね。
豚ロース塊200Gを凧糸でしばり、フライパンにサラダ油を敷き全体に焼き色を付ける。
水1.5カップを鍋にいれ、ニンニク、ショウガ各ひとかけをみじんぎりにして入れる。
酒50CCを加え、沸騰したら豚肉を入れて一時間煮込む。
醤油50CC、はちみつ30CCを加えて15分程度煮る。
豚肉を取り出し、煮詰めたら、再び戻し入れ、ゆで卵も加える。
切り分けて皿に盛り、黒胡椒をたっぷりかけて頂く。

2010年3月25日木曜日

外食:クロサワ

あの黒沢監督のご子息のお店。
監督が描いた絵なども飾ってあります。
映画を年に300本観る!と決めてから、映画漬けの毎日。
でも私の邦画ベストワンは小さい頃に観た黒沢監督の「椿三十郎」ですな。
モノクロ映画なのに、決闘シーンの血しぶきと、河に流れる椿が、
くっきりと赤く観えたのが不思議で、映画ってもの凄いな、壮絶だな〜と子供心に思った。
このお店のソバは黒沢映画のように粋で美味しい。
カウンター奥に椿の花が生けてあって、監督の愛した日本酒を飲みながら、
また赤の謎解きに浸ってしまった。
ちなみに映画ベスト2は「ジョゼと虎と魚たち」です。

小松菜と厚揚げの煮物

長寿食とは?が最近よく話題になる。
ある友人は「プアール茶とナン(カレーに付いてくる平べったいパンね)を食べていれば生きられる。青い野菜は収穫の時期だけでいい。中国の奥地には、実際そのように暮らしている民族がいる」と教えてくれた。
そこまで求道!出来ないけど、胃腸が弱い体質なので普段は地味飯を心がけています。
この小松菜の煮物は、野菜不足な?弟が遊びに来ると必ず作る。
「地味だね〜」と呆れられるが、「滋味だね〜」と勝手に解釈してる(笑)
小松菜1わをざく切りにする。厚揚げ2枚は湯ぬきして、適度な大きさに切る。
鍋にサラダ油を敷き、小松菜を炒め、厚揚げを加え、だし汁2カップ、醤油大4、みりん大4、砂糖大1を加える。10分ほど煮る。

2010年3月21日日曜日

外食:ベーカーバウンズ

人間ドックに入った。
待合室のパンフレッドには「誕生日には自分へのご褒美に人間ドックを」とあったが、そんないいものではなかったよ〜(涙)
終わった後は、ミットタウンの「ベーカーバウンズ」で、大好物のステーキサンドイッチを食べた。カリッと焼いたパンにリブステーキとマッシュポテトが挟んでありトロける旨さなの。ただカロリーが。。でもここ一週間は食事制限をしていたし、HAPPYになりたかったので、えーい食べちゃえって。。ふふ。やーっぱり素晴らしかった。。!
そのままブラブラと氷川神社にお参りに行き、「げんきん。より、げんきを下さい」としっかり祈りました。
でも知ってた?お参りする時は、きちんと自分の住所と名前を言ってから願い事をすると、ちゃんと神様に届くんだって。(←願うだけで努力を怠ると家に雷が落ちるリスクはあるかも〜)

2010年3月14日日曜日

外食:横須賀美術館

春の海 ひねもすのたり のたりかな
(与謝蕪村 ひねもす:一日中)
映画「めがね」でも印象的に使われていましたね。
暖かい日だまりの中、春の海を一日中眺めながら、黄昏れる。
オカピ憧れの、春の過ごし方かな。
横須賀美術館のカフェはそんな願いをちょっとだけ叶えてくれる場所。
気持ちのよい素敵な時間が過ごせます。
遠く行き交う船を眺めながら、バーニャカウダと美味しいワインさえあれば。
今、何をしてるの。。?

2010年3月9日火曜日

春野菜のニョッキ

今日はもの凄く寒かったので、ニョッキを作ってみた。
ニョッキは熱々のを自宅でハフハフ!!食べるのが美味しい。
素朴な料理なので、気取らない手作りが一番。
春野菜のソースで絡めると、冬から春への季節の変わり目を味わえる。
ワインは、オカピの大のお気に入り「グレイス甲州」がおすすめ。
ただ酔っぱらうと自分が日本にいるのか、イタリアにいるのか、分からなくなるかも。。
じゃがいも200Gは皮ごと茹でる。
皮をむき、小麦粉50Gと卵1/2、塩こしょう少々、を包丁などで切りながらざっくりまとめる。2センチのニョッキ型にして、塩水で茹でる。浮き上がって来たら、ざるにとる。
フライパンにバター大1を溶かし、生クリーム120CC,牛乳120CCを加え、ビーフコンソメ1/2個、白ワイン少々を加える。とろみが出たら、茹でたそらまめと菜の花を入れ、ニョッキを加える。
皿に盛り、黒こしょう、パルメザンチーズ(沢山!)とレモンの皮を散らす。

2010年3月5日金曜日

外食:あん梅

この冬、我が家では暖炉がブームだった。
結局、諸事情で設置出来なかったけれど、諦めきれず、暖炉の薪が燃える映像を収録したDVDをテレビでずっと映していた(笑)
パチパチ燃える暖炉の火を、じいいと見つめているだけだが、不思議と飽きない。
本能がワクワクしてくるのが分かる。
友人に教えてもらった、麻布にある「あん梅」の、薪で炊いたごはんは本当に美味しい。
銀ダラの西京焼と頂くと、癒されるというか、こういうシンプルなのが一番だなあと思う。
お店の雰囲気も、懐かしい感じで品がいい。
だんだん森に戻っている。。?

2010年3月4日木曜日

ちらし寿司:雛祭り

年中行事は大切にしたいと思いつつ、子供が居ない我が家はおろそかになりがち。
でも雛祭りだけは別で、結婚して20年間、ずっとこのちらし寿司は作り続けている。
それなのに、母の味にはどうしてもかなわない。
材料も同じ、道具も買い揃え、隠し味も教えてもらった、それなのにナゼだろう?
「今年もお母さんの勝ちだね」と言われても、へこまず、また頑張る☝
(飾りにミニトマトを使いましたが、本来は茹でエビです。買い忘れた)
我が家の隠し味は、五目散し寿司(蓮根、筍、コンニャク、油あげ、人参、竹輪)
に、すりごまをうんと入れることと、ゆずの皮と絞り汁を加えること、です。
誰かが引き継いでくれると嬉しいな。